【薬局業務】ステロイド外用薬って16倍までなら薄まらない?

薬局業務
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昔薬剤師の先輩に教えてもらったステロイド外用薬に関するお話です。

 

『ステロイド外用薬は保湿剤等に混ぜても16倍希釈までなら効果は薄くはならない』

という話を教えてもらいました。

 

アトピーの人は炎症や痒み防止のためにステロイド外用薬を多用します。

アトピー性皮膚炎は全身性ですので、その分必要なステロイド外用薬も多くなります。

 

ステロイド外用薬は保湿剤(特にヒルドイドソフト軟膏)に混ぜて使用させることが多いです。

昔は皮膚科の門前の薬局にいたこともあるので、処方せんが出たら一心不乱にただひたすらステロイドとヒルドイドを混ぜていました(^^;

 

そんな時に、素直に頭に浮かんだ感想を先輩薬剤師にしたのを覚えています。

 

むかたけ
若かりし頃のむかたけ

『こんなにヒルドイドと混ぜてるとステロイド薄まっちゃって、効いてるのか効いてないのかわからなくなりそうですよね~』

先輩

『ステロイドってある分量までは薄まらないから効き目同じだよ』

むかたけ
若かりし頃のむかたけ

『え!?そうなんですか??』

 

なんでも先輩薬剤師曰く、軟膏なら16倍ぐらいまで希釈しても薄まらないのだとか…。

16倍というと、5gのステロイド外用薬に対して80gの保湿剤なら希釈してもOKということになります。

 

むかたけ
若かりし頃のむかたけ

『なんで混ぜてるのに薄まらないんですか?』

先輩

『詳しくは知らんけど、ステロイドって製剤上だと既に飽和して析出してるらしいんだわ。
だからヒルドイドとかに混ぜてもすぐまた飽和するんだと』

 

つまり、製剤的に飽和と析出状態なので、薄めてもどんどん飽和するので薄まらないのだとのこと。

塩が多量に析出してる塩水に少しばかりの水を入れても濃度が薄まらない理屈と同じなんだそうです。

 

むかたけ
若かりし頃のむかたけ

『そしたら、基本的に保湿剤に混ぜて使った方が便利って感じなんですね』

先輩

『簡単に塗り広げられるようになるし、ステロイドの節約にもなるしでかなりメリットはあるんじゃね?』

 

と、軟膏を練りながら答えてくれたことを思い出しました。

その話は10年以上前ですが、最近後輩から同じ質問を受けたので、完全に先輩の受け売りで答えたことがありました。

 

なんだかしみじみしてしまいましたね~(*・ω・)

 

小話ですが何かの参考になれば幸いです。

ではでは。

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