少し前のお話ですが、私はレンタカーで事故したことがあります。
その時には高額の料金を支払うことになりました。
今回はレンタカーで事故した時のお話です。
補償はつける?つけない?
レンタカーを使うときの選択肢として、補償をつけるつけない問題があります。
補償は簡単にいうと、事故した時に免責額を保障してくれるかどうかということです。
その時の私は、

いつも通ってる経路だから問題ないでしょ~
ということで補償なしでお願いしました。
5秒で事故
営業所での手続きも終え、車の点検も終わり、営業所の敷地内から車を動かしました。
歩道の歩行者にも注意しながら、車道に出るためにゆっくりと前進。
ゴリゴリゴリ…
なんか嫌な音が車内に響き渡りました。
右サイドミラーから見えるのは、後ろドアに歩道のポールが接触している光景でした。

マ、マジか…
まだレンタカーを借りて走りはじめて1メートルしか進んでません。
『いってきます』してから5秒ぐらいしか経ってません。
何なら後ろタイヤはまだ敷地内にあります。
急いで車を出て確認。
やっぱり右後ろドアに30センチ程の擦り傷が…(´;ω;`)
とりあえず警察に連絡
急いでレンタカー屋の営業所に駆け込み、車をぶつけた旨を報告。
すぐそばに営業所がありましたからね笑
営業所の人曰く、
とのこと。
まぁ、本人が通報した方が何かとスムーズに進みますしね(;^_^A
ということで早速警察に電話…しようと思ったのですが、ここでフリーズ。

あれ?最寄りの交番の電話番号って何番だろ??
素直にそんな疑問が頭をよぎりました。
しょうがないから営業所の方に質問( ・ω・)∩

すいません、最寄りの交番の電話番号教えて貰って良いですかー?

その手があったか!!
今となっては馬鹿馬鹿しく思えますが、当時焦りまくってた私の思考回路では『110通報』が青天の霹靂でした。
早速110通報し、事情を説明。
すぐに警察がきてくれることになりました。
免責額は負担
警察がくるまで10分ぐらいかかりそうだったので、営業所内で待たせて貰うことにしました。
事故った車は往来の邪魔にはなってなかったので、警察の説明用に現状維持です。
ちょうど営業所の人も手が空いていたようだったので、すかさず質問( ・ω・)∩シツモーン

今回の擦り傷ぐらいだったら、金額はいくらになりそうですか?
つまり、私はNo補償でNOCありでしたので、免責額いっぱいの負担です。
その額、約7万円。

7万円か~…痛すぎる…
7万円は大金です。
待機中の10分間でこれから失う7万円についてひたすら思考を巡らせてました。

『…7万あったらあれこれが出来た…』
『…良い勉強代になった…』
『…対人事故じゃなくて良かった…』
人間急激なストレスを感じた時って、起きた出来事に対してプラス思考を当て嵌めてストレス軽減しようとしますよね~(;’∀’)
私もまさしくそうでした。
でも最後には、

…でも7万円か~…
となるので堂々巡りするのですが…(;´Д`)
そんな風に頭の中で堂々巡りしてたら警察が到着
NOCとは
ノン・オペレーション・チャージの略です。
簡単にいうと、レンタカーを修理している間はレンタカー屋さんはそのレンタカーで稼ぐことが出来なくなってしまいます。
その機会損失分の補填とされているのがNOCということになります。
NOCありの場合、自走可能なら2万円、不可能なら5万円の負担で設定されていることが多いです。
事情聴取
車を事故発生時のままにしていたので、説明はスムーズに済みました。

レンタカー屋さんから車道に出る為に、右折しようと思ったらポールにぶつかってあんな感じになりました(車指差し)
とかの説明だった気がします。
このときにはだいぶ気持ちも落ち着いたので、あまりテンパってはいませんでした。
警察には自分の身分と、勤め先、連絡がつく第三者の連絡先など、色々きかれました。
事故証明に関してはその場で出してくれる訳ではないようです。
何でも、
とのこと。
後でレンタカー屋さんが、
とお話してくれました。
ありがたすぎる…( 。゚Д゚。)
警察とのお話が終わり、車も敷地内に戻して一段落ですv(´・∀・`*)v
コールセンターにも電話
まだ貸し出し中でもあったので、事故時コールセンターへの電話も必要です。
コールセンターの電話番号は、貸し出し時に受け取った冊子か、レンタカー内にある車検証等付近にある筈です。
コールセンターに電話し、自分の名前や生年月日、運転免許証番号や借りてる車と事故の状況などなど、色々質問がありました。
大体10分ぐらいの受け答えでした。
これで報告関係は全て終了です。
まだ借りる?
営業所の人に、今後のことをきいてみました。

事故については一段落しましたが、車は返した方が良いですか?
自走可能ですので、よろしければそのままお使いいただけます。
ただ、1回目の事故が行われておりますので、2回目の事故になりますと、保険適用外で全て実費でご負担いただいてしまう可能性がございますので、ご注意ください。

…今日は返却でお願いします。
さすがに、既に-7万円確定している心境で事故ったら即終了という鬼ハードルが高い車に乗る気にはなれませんでした( ̄▽ ̄;)
補償はつけた方が良い
人間どんなに気をつけててもミスはします。
私も車の運転には自信がありますが、それでも1度の不注意で事故は起きます。
あの時の7万円は自分への過信や慢心に対する戒め代として折り合いをつけています。
補償料は大体どこのレンタカーでも1,500~3,000円です。
無補償でレンタカーを20~30回以上借りてようやく釣り合いがとれる金額です。
私のように無補償で事故ったら、ケチり続けた金額も一撃で飛んでいきます。
その金額が高いか安いかは借り主次第になりますが、
と思っている人程、補償をつけた方が良いと感じています。
『いってきますの5秒後に事故った』は私の中では伝説になっています。
レンタカーを借りる方の参考になれば幸いです。
ではでは。