【睡眠】GABAのストレス軽減 睡眠改善

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皆さんGABAってご存知ですか?

ストレスを抑制することで知られているあれです。

GABAが入ったチョコレートとかは有名ですよね。

今回はこのGABAについてのお話です。

そもそもGABAって?

γ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノらくさん)と呼ばれる物質で通称GABAと呼ばれます。
神経伝達物質の1つで、頭の中では抑制系として働きます。

はい、急に教科書っぽくなりましたね。神経伝達物質?抑制系??
解説しますね。

 

脳の分野はまだメカニズムが解明されていないことが多いです。

私たちが物事を考える時って脳ミソが働いてくれるのですが、脳は各部位が連動しあって働いてくれてます。
運動、理性、感情、思考、記憶、生命体維持など、人として生きていく為に必要な回路が連動しあっています。

脳が働く時にはニューロンと呼ばれる神経細胞が電気を伝わせながら働くのですが、実はこれ途切れ途切れになってます。

ニューロンとニューロンの間には隙間があって、この隙間の事をシナプス間隙というのですが、実はここが脳においてはすごく重要です。

なぜなら薬のほとんどはこのシナプス間隙に働くからです。

GABAもここに作用します。

シナプス伝達|生体機能の統御(2) | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)より

脳の神経細胞(ニューロン)のメカニズム

ニューロンとニューロンの間には隙間が出来ているのに、なんで電気信号が伝わるかと言うと、そこでは物質が行き交っているからです。

なので、正確には隙間にそのまま電気信号が伝わっているのではありません。

電気信号がニューロン末端のシナプスまで流れると、シナプスからは次の神経細胞へそのまま電気を流すか、流れを抑えるかの指令を出します。

その指令に使われるのが神経伝達物質と呼ばれるものです。

 

よくドパミンとかノルアドレナリンとかセロトニンとか聞いたことはないですか?
そういった物質がニューロン末端のシナプスから分泌されて、次のニューロンを刺激。
電気信号が発生して脳が活発に働くのです。

こういった面倒な作りになっている理由は、おそらく脳のブレーキ機能を働かせるためです。

ニューロンとニューロンの間毎に調節を行わないと、どこにも調節出来る場所がなく、脳はオーバーヒートしてしまうかもしれません。

シナプス間隙に作用するお薬はたくさんあり、不眠症不安症うつ病統合失調症てんかん認知症などの治療薬に使われています。

ざっくりした説明ですが、
不眠症や不安症、統合失調症、てんかんなどは頭の過剰な働きによります。
つまり神経伝達物質が過剰に働いているケースが多い為、神経伝達物質を抑える抑制系。つまりブレーキ系統に作用します。

うつ病や一部の認知症などは、神経伝達物質が少ないケースが多い為、神経伝達物質を促進させる興奮系。つまりアクセル系統の方向に作用します

ちなみにシナプス間隙の神経伝達物質の分泌は、細胞にカルシウムが入ることで分泌が起こると言われています。

よくイライラする人に
カルシウムが足りない」「小魚食べよう
などのセリフを聞いたことはないですか?
あれはここからきているのかもしれませんね。

GABA

この神経伝達物質に頭を興奮させる物質抑制させる物質があるのですが、GABAは抑制させる方だということです。

ちなみに興奮させる方はグルタミン酸が有名です。

このGABAですが、実は食品から摂取しても脳まで届かないんですよね。

 

脳というのは非常にデリケートで、身体から頭に通せる物質と通せない物質があるのですが、GABAは通せない物質なんです。

 

GABAは身体の中では興奮性のノルアドレナリンを抑える作用があるので、血圧が幾分か落ち着き、抑制効果が期待出来るかもしれません。

あたまに直接効くのではなく、抑制系に必要な物質の合成を促進することで、間接的に頭の抑制に効くのではないかと言われています。

ちなみに睡眠に必要なメラトニンと呼ばれる物質の合成促進は確認されています。

「GABA経口摂取による自律神経活動の活性化」による試験では、
30㎎の GABA経口摂取は,自律神経系に作用しリラクセーション効果を有する可能性が示唆された。さらにAdham et al.の研究では,健常成年に GABAを 100mg 摂取させ,脳波を測定した結果,α波が上昇,β波の低下が認められた。また,更年期におけるさまざまな愁訴を呈する人を対象に64.2mg の GABAを 8週間に渡り摂取させ,「Kupperman指数」を用いて症状と重症度をテストしたところ,眠れない症状や神経質・易怒性が軽減されることが報告されている。これらの先行研究結果は,GABAが及ぼす精神安定作用を示唆している。( Abdou M, Higashiguchi S, Horie K, Kim M,Hatta H, Yokogoshi H (2006) Relaxation and immunityenhancement effects ofγ-minobutyricacid (GABA) administration in humans. Bio-Factors 26(3):201-8.)

つまり、経口摂取でもGABAの精神安定作用はあると論文では報告されています。

ストレス軽減は30㎎、睡眠改善には100㎎ぐらいが効果的かもしれませんね。

巷で販売されている商品もちゃんとその辺は分量が含有されているようですね。

江崎グリコGABA チョコ5粒(1日量でGABA28㎎)


GABAフォースリープチョコ3粒(1日量でGABA100㎎)

最後に

いかがでしたか?

今回は、先日GABAチョコを食べたことがきっかけで記事にしてみました。

皆さんも食品と上手く付き合っていきましょうね。

ではでは。

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