【ダイエット】糖や脂肪の吸収を抑える難消化性デキストリン。本当に効果はあるの?

日常
スポンサーリンク

糖や脂肪の吸収を抑える!

でお馴染みの健康商品ってありますよね。

その根拠となっているのは難消化性デキストリンとよばれる物質です。

本当に効果があるのでしょうか?

少し調べてみました。

難消化性デキストリンとは

難消化デキストリンとは、平たく言うと『水に溶けやすいデンプン(食物繊維)』です。

砂糖の1/10程の甘さがあって、水に溶かしても透明で粘性は少ないです。

1g辺り1kcalのエネルギー量となっています。

水に溶けやすく、味の際立ちもないため、色々な飲料や商品に利用されています。

 

賢者の食卓』や『黒烏龍茶』などが有名ですね。

 

 

効果

主な効果は糖質や脂肪吸収を穏やかにすることです。

食後高血糖を抑える

難消化性デキストリンが食べ物由来の糖分の吸収を、『物理的』に抑えてくれます。

 

食後の中性脂肪上昇を抑える

食後高血糖の原理と同じで、中性脂肪に関しても吸収を穏やかにしてくれます。

他のポリフェノール系など(カテキンなど)では、脂肪の消化酵素を抑えることで、脂肪吸収を抑えます。

しかし、難消化性デキストリンでは、物理的に吸収を抑える作用が考えられています。

 

このような作用から、中性脂肪、コレステロールの低下作用や内臓脂肪の蓄積抑制の作用も報告されています。

整腸作用による便通改善

難消化性デキストリンは食物繊維の為、便秘解消等にも効果があると言われています。

排便回数や排便日数の増加、便の性状の改善効果が認められた報告もあります。

摂取を続けても大丈夫?

1日3本(15g)を1ヵ月飲んで検証した実験があります。

その結果、日常的な変化の変動はありつつも、特に異常は認められなかった結果となりました。

体質によっては、一時的にお腹が緩くなることがありますので、ご注意下さい。

 

ちなみに1日1本を3ヶ月飲み続けた場合の検証も行われていますが、こちらも異常はなく安全性も問題ない結果となっています。

賢者の食卓』は1包、『黒烏龍茶』であれば1本に難消化性デキストリンが5g入っています。

注意事項

脂肪を20%もカットするのか?

こちらは中性脂肪の吸収動態をグラフ化したものです。

ご覧のように、20%近くの中性脂肪の吸収を抑えられているようです。

確かに、一時的な脂肪の吸収は抑えられていますが、全体で見てみるとどうなのでしょうか?

 

体内に循環した量を表す値はAUCで表すことが出来ます。

AUCとは?
AUC:血中濃度時間曲線下面積のことで、一時的に循環した物質の量だけではなく、ある時間内に循環した物質の全体量を表します。

つまり、AUCが大きいということは、それだけ脂肪が体内を循環していることを指します。

AUCはお薬の体内動態に関わる場面でよく使われます。

 


難消化性デキストリン配合混合茶飲料の食後中性脂肪上昇抑制効果および長期摂取、過剰摂取における安全性の検討より

こちらは脂肪の吸収について、難消化性デキストリン5gの摂取群と対象群を比較したAUCの結果となります。

難消化性デキストリン群:1135.6 対象群:1198.8 (mg・h/dL)

平均値ではこのような結果となっています。

つまり、AUCで見てみると、難消化性デキストリン群の全体の循環脂肪量は、対照群と比べて5.5%少ないということです。

脂肪の吸収量は、一時的では約-20%ですが、全体的だと約-5%ということです。

飲んでるから平気という心理に注意

物理的に脂肪の吸収を抑えますが、割合的には数%程度です。

『脂肪の吸収を抑える=好きなだけ食べても良い』

と言う心理が働くと、結果的に食べ過ぎで太ってしまう可能性が高くなります

 

あくまでも、

『飲まないよりは、飲んだ方が脂肪吸収は抑えられる』

ということを念頭に、上手に使う事をおすすめします。

食前または食事中に

ポイントは糖や脂肪の吸収を『物理的に抑える』ということです。

その為、吸収させない為の下地を作っておく必要があります

食後の時点で

食べ過ぎが心配だから、あとで『黒烏龍茶』でも飲んでおくか~

では、あまり効果は期待できません。

あくまでも、食事の前に飲み始める or 食事と一緒に飲む ようにしてください。

調べてみた感想

便秘の改善に関しては、食物繊維ですので腸内細菌の作用により、善玉菌が増えて便通改善になるお話は頷けます。

内臓脂肪の蓄積抑制に関しても、腸内環境改善食後高血糖抑制の観点からも、一定の効果はあるかと思います。

しかし、過度に頼りすぎるのは控えた方が良さそうです。

まとめ

  • 糖や脂肪の吸収は抑えることは確認されている
  • 全体では5%程しか吸収抑制されない
  • 便通の改善効果は期待できるが、緩くなるケースもある
  • 食後の摂取だとあまり効果は期待できないので、食前、食事中に摂取する。

最後に

難消化性デキストリンはダイエットする人にとっては、救世主のように思われるかもしれません。

しかし、個人的には補助の域は出ない印象です。

 

日々の生活の中に取り入れ、上手に活用することが出来れば心強い味方にはなるかと思います。

何事にも基本や土台は『規則正しい生活』ですので、お忘れなく。

ではでは。

参考文献
難消化性デキストリンの特性と用途|農畜産業振興機構 (alic.go.jp)
難消化性デキストリン配合混合茶飲料の食後中性脂肪上昇抑制効果および長期摂取、過剰摂取における安全性の検討
賢者の食卓 ダブルサポートについて|【大塚製薬の公式通販】オオツカ・プラスワン (otsuka-plus1.com)
サントリー 黒烏龍茶(特定保健用食品) 商品情報(カロリー・原材料) サントリー (suntory.co.jp)

タイトルとURLをコピーしました