【花粉症】コンタクトに使えるアレルギーの目薬は?

日常
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また花粉の季節がやってきました。

 

花粉症の目薬を扱っていると、

患者さん

『コンタクトにも使える花粉症の目薬ってありますか~?』

という質問が良くあります。

 

今回はコンタクトレンズ装着時でも使用できる花粉症目薬についてのお話です。

薬局業務の参考になれば幸いです。

 

アレジオンとゼペリン

薬剤師

コンタクト装着時に使えるのはアレジオン点眼!

実はこれ薬局業界の中だと結構有名な話です(‘ω’)ノ

 

ただ、アレジオン以外にもコンタクト装着時に使用できる点眼があります。

それが『ゼペリン点眼液』です。

 

アレジオン(オロパタジン)のようにH₁受容体に作用するアレルギー薬ではなく、PAFやロイコトリエン、ヒスタミンの遊離を抑制するタイプのアレルギー薬となっています。

このゼペリン点眼ですが、アレジオン点眼と同様に防腐剤である『ベンザルコニウム塩酸塩』を使用していません。

その為、コンタクトレンズ装着時であっても使用して問題ないと言われています。

 

ちなみに、各花粉症点眼薬とベンザルコニウム含有、添付文書のコンタクト注意記載をまとめたら以下のようになりました(*´Д`)

製品 成分 ベンザルコニウム含有 コンタクト注意記載
クロモグリク酸Na点眼 クロモグリク酸Na
ザジテン点眼 ケトチフェンフマル あり
アレギサール点眼/ペミラストン点眼 ペミロラスト
リザベン点眼/トラメラス点眼 トラニラスト
トラメラスPF点眼
ケタス点眼 イブジラスト
ゼペリン点眼 アシタザノラスト
リボスチン点眼 レボカバスチン あり
パタノール点眼 オロパタジン あり
アレジオン点眼 エピナスチン
アレジオンLX点眼

 

PF点眼

トラメラスPF点眼もベンザルコニウムの含有してないので、使用しても問題ありません。

この『PF』とは、『Preservative Free』の略となっています。

つまり『防腐剤無添加』という意味ですね。

 

防腐剤無添加でも保存が利く理由は、点眼容器の特殊な作りによるものです。


PFデラミ容器®開発秘話|ロートニッテン (rohto-nitten.co.jp)

フィルターを用いることで、外部からの雑菌等を防いでくれます(*´Д`)

 

なんでコンタクト時に使用しちゃダメなの?

コンタクトレンズを装着していたら即使用不可!!

というわけではありません。

ベンザルコニウムはPH調整作用や防腐作用など、薬剤の品質を保持する上では必要不可欠な添加物です。

数多くの点眼薬にはベンザルコニウムは必要不可欠となっています。

 

ベンザルコニウムが問題となるのはその濃度にあります。

高濃度のベンザルコニウムになると角膜上皮障害などの問題が現れます。

角膜上皮障害』とは、簡単に言うと眼のキズですね(‘ω’)ノ

 

通常、使用する上では一定時間後に点眼成分が排出されるので、何ら問題ないです。

しかし、コンタクトレンズを使用していると、コンタクトレンズにベンザルコニウムが吸着しその場に留まることになります。

 

排出されずにまた点眼…を繰り返すと、自然とコンタクトレンズに吸着されたベンザルコニウムの濃度が上がることになります。

その為、使用しているコンタクトレンズが1dayタイプの使い捨てならさほど問題視していません。

しかし、使い回すタイプのコンタクトレンズの場合は注意が必要となります。

 

点眼後10分以上空ける

『じゃあコンタクト使用している人は、防腐剤入りの点眼は使えないの!?』

ということですが、基本的には点眼後に10分以上装着を控えれば吸着の心配はないとされています。

 

添付文書にも記載がありますね(‘ω’)ノ


パタノール点眼液0.1%_2.pdf

 

むかたけ
むかたけ

『点眼してから10分以上経過すればコンタクトしても大丈夫ですよ~』

と説明しますけど、

患者さん

『忙しいのに10分も待ってらんないわよ!!』

とよく患者さんから怒られますけどね…(;^ω^)

 

ハードコンタクトは?

添付文書上の記載が『ソフトコンタクトレンズ』となっているので、

『私はハードコンタクトだから大丈夫!!』

という方でも注意が必要です。

 

ハードコンタクトはソフトコンタクトに比べて、レンズと角膜間の涙の入れ替えが多い為、ソフトコンタクトと比較してベンザルコニウムが吸着しにくいと言われています。

しかし、ハードコンタクトレンズの中には『酸素透過性』など、ソフトコンタクトレンズと似た素材で作られているものもあります。

 

現在のハードコンタクトの主流は『酸素透過性』のようですので、ハードコンタクトであっても点眼時は注意した方が良いでしょう。

 

対して、『酸素非透過性』であれば問題ないとされていますので、ハードコンタクトをお使いの方はご自身のコンタクトレンズの種類を知るところからがおすすめとなります(‘ω’)ノ

 

最後に

私も昔はコンタクトレンズ使用者でしたので、点眼時にいちいち外すことを考えたらそのまま使える点眼は貴重な存在でした。

今はレーシック後なので気にせずガンガン使ってますが、今でもコンタクト使用者の花粉症点眼の心配は理解できます。

花粉症症状とは早めにおさらばしたいですね( ;∀;)

 

薬局業務の参考になれば幸いです。

ではでは。

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