私は片方の鼻が年中鼻づまりです。
この度手術をする事にしましたが、その体験記の後編です。
前編はこちら👇️
鼻中隔湾曲症の手術でお悩みの方の参考になれば幸いです。
入院の2週間前
麻酔科の説明
本日は麻酔科と手術の説明の為に受診です。
病院の麻酔科に到着後、受付の看護師さんに案内されて麻酔説明が流れてる画面の前に座ってドクターが来るまで動画を観て待つように。
15分程前に到着してしまったので、ここでがっつり麻酔の説明動画を観ました😅
※再生すると音が出る可能性がありますので、音量にご注意ください
ちなみにこちらの麻酔の説明動画は下記リンクにありますので、よろしければご参考までに😊
その後ドクターから声がかかって診察室に通されました。
そこで全身麻酔の説明がさらっとされた形です。
というか、本当にさらっとした説明で動画の方が丁寧だったぐらいです。
私の方からも麻酔科の先生には簡単な質問を。
『全身麻酔が身体から抜けるまでにはどれぐらいかかりますか?』
『術中は常に全身麻酔を投与し続けてる状態ですが、終了したらストップします。
全身麻酔自体は身体から速やかに抜けるので、個人差はありますが5~10分程で目が覚めると思います。』
『痛みとかも出てきますか?』
『痛み止めも効果が30分程ですので、おそらく痛みが出てくるかと思います。痛みが出れば坐薬や点滴などで痛み止めを投与しますので遠慮なく仰って下さい』
などなどですね。
その後、身長、体重、既往歴、アレルギーの有無など簡単な問診を行い麻酔科は終了です。
入院前の耳鼻科受診
その後耳鼻科に行って診察を受けて本日は終了の予定です。
麻酔科が10分程で終わってしまったので、耳鼻科の方は受診予定の時間まで相当待つことになりました💦
てか麻酔科が早すぎたんですよね😅
しばらくして耳鼻科の先生に呼ばれて診察室へ。
この時、私は先生に質問しようと思っていた事がありました。
それは、
・ガーゼ抜くときに出来る限り痛くならない為の患者側のコツはあるか
・退院後にスポーツ出来るようになるまでどれぐらいかかるか?
ということです。
あるあるですが、医師の診察の時ってなかなか質問出来ずに終わることがあって後から
『あ~あれ聞いとけば良かった~』
『なんか緊張とか遠慮して聞けなかった~』
と後悔することはよくあります。
私自身もそうですが、私も薬剤師としてそのような声の患者さんはたくさん見てきました。
ですので、予め質問を1個か2個作っておいて受診時に忍ばせておくと悩みも解消されます。
たくさん質問しようとすると質問攻めになり医師の診察の邪魔になってしまうので、本当に聞きたいことを2つぐらい決めておきます。
診察と手術の説明や入院の流れの説明を受けたあと、ドキドキしながら先生に質問。
その結果、
・ガーゼ抜くときに出来る限り痛くならない為の患者側のコツはあるか?
→鼻周りに力が入るとガーゼが抜きにくくなって痛むので、リラックスして深呼吸で臨むのが最も良い
てか、手術や入院の説明書にもがっつりと
『ガーゼ抜くときが最も痛みます』
と一文かかれるのがやっぱり気になりますね~💦
まぁ何事も経験ですかね😭
・退院後にスポーツ出来るようになるまでどれぐらいかかるか?
→退院後の経過確認まではジョギングレベルのスポーツでも控えて欲しい
※ちなみに退院の経過確認は退院してから2週間後なので、その期間はスポーツNGということになります。
運動して必要以上に血行良い状態で鼻ぶつけでもしたら出血リスクMAXですしね。
ちなみに前回の検査結果を見ながら診察と説明を受けてましたが、私の鼻はやはり相当曲がってるようで、見事にくの字に曲がってるとのこと…😅
そして今回の診察で鼻腔通気度計なる左右の鼻の空気の通りの差をチェックする検査もしました。
結果はまさかの測定不能状態でした。
検査担当の方からも、
『この状態を何年もというのは、なかなか苦しかったですよね…。
ここまでの方はなかなか見ないです』
と気を遣われる始末…
というか、私的にはこの状態に慣れてしまっていたこともあるので『苦しい』という感覚はあまりなかったです。
さすがに花粉症の時期の鼻づまり苦しいですがね…
呼吸困難で意識朦朧になるレベルできついです😓
手術は当初の予定通り2つ行う予定になりました。
・曲がってる軟骨を取り除く手術(鼻中隔矯正術)
・鼻曲がりが原因で腫れてしまっている粘膜を取り除く手術(下鼻甲介手術)
最後に細かな説明を聞いて診察と説明は終了。
ここまでの費用
ちなみに本日の麻酔科の説明と耳鼻科の受診で本日のお会計1,130円
現在の総医療費18,200円
う~ん…やはり入院、手術以外でもお金は嵩んでいきますな~😓
まぁ必要経費と思って割り切りましょ😅
入院当日
病棟に行く前にPCR検査をしました。
当日は体調万全で熱もなかったのですが、唯一無症状陽性だけは心配していました。
ここで陽性など出てしまえば今までの苦労が水の泡と化します。
結果は聞いていませんが、そのまま病棟に案内されたので無事に陰性だったのでしょう。
これで晴れて入院という事になります。
ちなみにPCRの検査用綿棒すら左の鼻は通らない始末でした😓
初日から痛感したことは、やっぱり眠れないもしくは眠りが浅いということです。
私は大部屋でしたので、他の入院患者との距離が非常に近いです。
寝息が静かな人もいればうるさい人もいます。
私の場合、爆音でいびきをかいて寝てる人が近くにいることが当たり前のような病室でした。
幸いにもナースステーションから離れていたので、夜間のナースステーションの物音はそれほどありませんでしたが😅
もし、生活音や雑音で眠りにくいという方は『耳栓』を持っていくことを強くおすすめします。
ちなみに、私が持っていった耳栓はこちら。
私は耳の中で膨張して栓をするタイプだと耳が痛くなって、とてもじゃありませんが数時間もちません。
こちらは耳にキュッと捩じ込むタイプで、耳への負担があまりないのがおすすめです。
遮音効果は中で膨張するタイプには劣ることと、小さいのですぐにどこかに失くしてしまいそうになるのが難点ですね…😅
でも、遮音効果についてはしっかりセットすれば耳栓としては申し分ないぐらいには発揮してくれますので、入院生活にはおすすめ出来ます👍️
結局眠れてなくて寝不足の分はお昼とかの空き時間で仮眠をとって解消する形になりますね💦
入院患者の日内リズムが狂うのはこうした背景もありそうです。
手術当日
手術当日は手術まで飲食禁止となります。
いつも朝ごはんを食べていたら空腹で辛かったでしょうけど、朝抜く生活を続けていたので空腹の辛さはあまりなかったですね😄
やっぱり手術前はドキドキしますね💦
全身麻酔は経験があって、一瞬で終わることはわかっているのですが、やっぱり緊張します。
万全の体調ですが、終わって気がついた途端に体調最悪になる落差が心配なところもあって不安になりますね。
手術台に寝かされてからはあれよあれよと事が運びました。
そして全身麻酔はやっぱり一瞬でした。
手の甲の点滴から麻酔を入れるのですが、看護師さんが、
『手の点滴から眠くなるお薬入りますね~。
ちょっと手がしびれるかもしれませんが心配いらないですよ~』
と優しく声かけして貰った後に、手が冷たくなる変な感覚がありました…
………
…と、思ったらいつの間にか手術が終わっていて、意識朦朧の状態で起こされました😅
14時30分に手術室で、終わった後の時間を確認したら16時30分でしたので、およそ2時間程意識がなかった事になります。
術後の鼻の痛みですが、
・鼻に水が入ったときのようなツーンとする痛みがずっと続く感じ
・鼻奥をガーゼで圧迫されてるのでたまに頭痛がする
このような状態が術後しばらくは続きました。
手術後3時間は尿管も繋がっており、身動きがとれないので一番辛かったかもです。
あと、鼻塞がれてるのがキツくて早くもガーゼ抜いて欲しい欲が…
これをあと3日か…
キツイ…
尿管抜去は術後3時間経過した後でした。
看護師さんの指示で、息を吐きながら尿管は抜いて貰いました。
少しツーン?とする痛みだけど一瞬でした。
排尿痛に似てる感じです。
体調に関してですが、おそらく術後の反応だと思うのですが、熱が38℃位まで上がりました。
身体がだるく、風邪やインフルエンザみたいな感じです。
その日の夜は意識が落ちたり覚醒したりで『眠った』という感覚ではなかったです。
1時間毎に寝て起きてを繰り返してました。
ちなみに全身麻酔や術後に熱が出るのは、侵襲に対して身体が反応する正常な生体反応です。
ですので、安静にしてれば2~3日で良くなります😊
とはいえ、辛いですがね😭
手術翌日(1日目)
手術翌日(1日目)の朝も熱は引かずに身体はだるかったです。
睡眠が浅かったのは口呼吸だけではなく、術後の体調不良もあったと思います😅
顔も浮腫みまくってもうパンッパンでしたね。
おそらく、寝起きは目が二重の人は一重になるぐらいにはパンパンになります笑
綿球は出口塞いでるだけなので、血が染み込んで来たら自分で交換。
初日はガンガン出血してるみたいで、30分に1回ぐらいの頻度で交換してました💦
看護師さんからも、
『鼻から血が落ちて来たら飲み込まずに吐き出して下さいね~』
と言われていましたが、正直味がわからんので、鼻水なのか血なのか不明だったため、とりあえず落ちて来たものは全て吐き出してました。
血混じりの鼻水といった感じですが、これは手術翌日の夜にはほぼなくなりました。
食事に関しては、手術翌日の昼からは固形物OKでした。
不思議な事に、鼻が塞がってるので味はわかりませんが、甘いやしょっぱい等は何故かわかるのです。
鼻のツーンとする痛みは翌日にはなくなっていましたが、鼻の圧迫感による頭痛と、熱発による身体のだるさが辛かったです💦
手術の翌日は寝たきりでした。
手術の翌々日(2日目)
手術の翌々日(2日目)に少し熱が下がり、身体のだるさも少し取れてスマホをいじる余裕も出てきました。
ですが、まだ微熱が続いて頭の重さや身体のだるさは続いてました。
この頃には鼻が塞がってる状況に慣れて、圧迫感を感じる事も少なくなりました。
いやぁ人間の慣れって凄いですね😄
顔の浮腫みもマシになってきましたが、気だるさが顔に出ているので、まだ酷い顔です笑
綿球の交換についてですが、その頃には2~3時間に一回ぐらいの頻度になってきました。
綿球を交換する時には卓上の鏡があると凄く便利です。
後で嫁に鏡を持ってきて貰いましたが、それまではスマホカメラのインカメ使ってやってました💦
出来なくもないのですが、やはり鏡の方がやりやすいです。
綿球は直径14㎜のものを使用していました。
綿球は大量に病院で貰えるので、自分で用意する必要はありません😄
入院中に嬉しかった事は、2日ぶりのシャワーでした。
手術の翌々日まではシャワー浴禁止でしたのでね💦
もしどうしても我慢出来ない場合はドライシャンプーなどを持っていくのも良いかもですね✨
一応身体は拭いていましたが、術後の体調不良か汗も出てたでしょうし、髪の毛はベトベトでなんだかダルい感じでしたので、2日ぶりのシャワーは本当に嬉しかったです。
そして気分もリフレッシュ出来ました。
生活の中にお風呂やシャワーがあるだけでこれ程までに質が上がるとは…。
やはり介護などでの入浴サービスなどは必須なのでしょうね👌
仰向けでいるとよだれがたまって寝にくいこともあるので、横向きで寝ることが多くなります。
でも横向きで寝ると耳栓が圧迫されて耳が痛くなるんですよね~
そこでおすすめなのが、綿球を耳に入れて寝ることです。
遮音効果は明らかに劣りますが、これなら横向きで寝て枕に圧迫されてもさほど耳は痛くならなかったので😄
左右どちらかは本物の耳栓をして、片方は綿球を詰めるのが入院生活の就寝スタイルになってましたね👌
術後の翌々日の夜の時点でも37.4℃で身体のだるさや頭痛は続きました💦
多分ガーゼ抜くまで治らないんじゃないか?と思い始めて来ました。
手術後の傷や鼻そのものの痛みはありませんが、身体がダルくてしんどいのがやっぱり辛かったですね😅
しんどいと全然眠れなくて夜が本当に長く感じるのが苦痛で仕方がなかったです。
手術後3日目
手術後3日目にはだいぶ体調がマシになってきました。
前日と比べて夜も眠れるようになってきたことも体調が良くなってきた要因かもしれません。
2日目の夜時点ではまだ37.5℃程ありましたが、3日目朝には36.3℃でした。
身体のダルさもとれてようやく元の体調になった感じです。
顔もいつもの感じに戻りました😳
こういう時に思うのは、健康体であるというのは本当に素晴らしいということですね。
ただ、身体のダルさはなくなっても、鼻の圧迫感からか多少の頭痛は続いていました。
やはりこれはガーゼ抜くまでは続きそうな感じですね💦
綿球の交換も5~6時間毎になり、血混じりの頻度はほぼなくなりました。
ちなみに鼻の奥の術後の固定と止血を兼ねてガーゼを固定し、そこから染み出る血や鼻水を抑える為に綿球をしてます。
その為、鼻の奥には固定の為にガーゼだけではなくシリコンのような物質も入ってました。
この時の写真は手術後3日目でしたので、だいぶガーゼの血混じりが少なくなってますが、当初は真っ赤でした💦
ここに綿球をギュムギュムっと詰めて完了です。
手術後3日目は鼻の圧迫感による多少の頭痛はあれど、動画観たりゲームしたりで過ごしてました。
ですが、長時間の動画やゲームはやはり辛くなるので、少しやっては横になるの繰り返しでしたね。
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手術後4日目
とうとう待ちに待った恐怖のガーゼ抜きです。
ですが、この頃にはもはやガーゼ抜きの痛みの事など眼中にありません。
『多少痛くても良いから早く抜いてこの苦しみを終らせてくれ…』
という気持ちがだいぶ大きかったです。
口呼吸のみの生活に慣れたとはいえ、やはり不便極まりなかったですからね💦
ガーゼ抜き当日は入浴禁止です。
ですので、また髪がべたついていてやな感じでしたね。
やはり痛みを伴うとのことで、当日の朝に痛み止めの内服を服用。
痛み止めはジクロフェナク25㎎1錠です。
果たしてこれがどれほど効果があるか。
てか、私的にはジクロフェナクのようなNsaids系って瞬間的な痛みにはあまり効かないイメージなのですが😅
『じゃあ痛み止め断ればいいじゃん』
と誰かに言われそうなので大人しく飲みます👍️
…プラセボ効果も見込めますし、飲まないよりは飲んどいた方が良いです!
看護師さんの話では、痛みの度合いは人によるそうです。
痛くて耐えがたくて暴れるほどではないそうです。
『鼻の粘膜とガーゼが擦れるので多少の痛みはありますね』
『極端に言えば、鼻の中のかさぶたを一気に剥がすイメージですか?』
『いえ、さすがにそこまで痛くはないと思いますよ』
と、優しく教えてくれました。
個人差が大きく、全然痛みなく抜ける人もいるのだとか…😳
当日、ついにガーゼ抜きの時がやってきました。
Dr.の鼻チェックが終わった後に、
『そしたらこのトレーを持っててくださいね』
ということで、両手で銀色のトレーを持ってスタンバイする状態に。
『そしたら、左の方から抜きましょうか。
少しお辛いでしょうが、そのまま正面を向いたままでお願いしますね』
と、Dr.がピンセットで左鼻奥のガーゼをつまむと、
ズルッズルズルズルズル!
と縦長のガーゼが抜けていきます。
…正直まぁまぁ痛かったです。
でも我慢出来ない痛みではありませんでした。
痛みとしては、水が鼻に入った時のツーンとした痛みの数倍は痛かったです。
自然と涙が流れるぐらいでした。
悲しいとか嬉しいとかそういう涙ではないため、ただただ無表情でツーっと涙が流れる感じです。
ズポッという擬音が合っているぐらいの勢いでガーゼが抜き取られ、そのガーゼは私が持っている銀色のトレーにペチョっと置かれました。
…出てきたガーゼは5~10cm程の長さで、
『よくこんなん詰まってたな…』
と思わず感心したのが最初の感想と、鼻の圧迫感の解放でした。
そして心の準備がないままもう片方の鼻へ
ズルッ!ズルズルズルズル!
これまたツーンと痛くて涙がでます。
ズポッとガーゼを抜き、また銀色のトレーに置きます。
診察室で大の大人が銀色のトレーを両手で持って涙を流して放心している姿の完成です。
『これ、自然と涙出ちゃいますね』
『鼻と目って近いですからね💦
多くの方がガーゼ抜くときは涙流してますよ』
その後、鼻の奥を洗浄して貰ったのですが、これまたツーンと痛みました。
正直、鼻が通った感動よりも終わった疲労感の方が大きかったです。
出血防止にすぐにまた鼻に綿球詰められましたのでね😅
抜かれる時のコツとしては、やはり脱力でしょうか💦
顔や鼻周りの力みを全てなくしてなすがままが一番良いと思います。
抜かれると同時に鼻から少しずつ息を吐き出すイメージで脱力していくやり方で事なきを得ました😓
ガーゼ抜去が終わり、少し横になって10~15分程休んだ後に、少し綿球を外してみてようやく鼻の通りを実感しました。
『え、なにこれ!?』
これが最初の感想です笑
今まで閉鎖してた左鼻が通っただけではなく、右鼻よりも通りが良いです。
やっぱり今まで鼻が相当曲がってたんだな…
と改めて実感しました。
ガーゼ抜きの後は念のために、2時間は横になって安静です。
当日のお風呂も禁止です。
止血の為に鼻に綿球入れてますので、鼻呼吸は綿球交換の時だけになりますが、鼻の圧迫感がないので物凄く快適です。
圧迫感から来る頭痛がなかったのも大きいですね。
ただ、止血目的で綿球はまだ詰めてますので、ガーゼを抜いたからとはいえ、すぐに鼻呼吸スタートというわけでもなさそうです。
看護師さん曰く、鼻は通りましたけど、鼻をかむのは出血リスクや炎症、浮腫が増して治りが遅れるので極力やめたほうが良いそうです。
というか、今までは奥のガーゼが鼻水を塞き止めてくれてたので良かったですけど、それがなくなったので綿球の交換頻度もまた増えた気が…
綿球を交換する時にも血が混じってますので、この血混じりがなくなるまでは綿球は詰めておいた方が良さそうです。
おそらく、ガーゼ抜去以降も鼻水が透明になるまでは綿球詰めての生活が無難でしょうかね💦
ガーゼ抜き後の食事
さて、鼻が通って最初の食事です。
1口食べた瞬間、
『あれ?味がしない??』
でした😅
てっきり、
『味がわかるって最高!素晴らしい!!』
みたいな感じになると予想していたのですが、全く逆でした。
もちろん試しに綿球は抜いて食事しました。
食事の内容はカレーです。
カレーのピリピリとした辛みを感じることは出来るのですが、カレー独特の風味や味はわかりませんでした。
他のサラダなどでも同様です。
病院食だから薄味なのでしょうが、さすがにそれでも味を感じないのはおかしいです。
一時的に嗅覚機能が麻痺してるのか、数日間鼻呼吸なしで食事していたことに慣れすぎて、普通に食事している筈が鼻を使ってなかったのでしょうか?
これには鼻が通った時と同じぐらい衝撃で驚きました💦
すぐに慣れて味を感じることになるかとは思いますが…。
ほのかに自分の鼻からいや~な臭いが…
ガーゼを放置した時に臭う特有のあの臭いです。
おそらくこれが嗅覚の妨げになってると思われます。
鼻奥が徐々に綺麗になれば解消されそうですね😅
と思っていたら、当日の夜ごはん時には少しだけ味が感じられました。
鼻水と一緒に鼻奥の嫌な残留物も順調に出ているようです。
ガーゼ抜き当日の夜は結局また鼻栓して寝ました。
理由は
・鼻の通りが良すぎてスースーして少し痛い
・まだ鼻水が血混じりなので念のため
・鼻奥が乾燥すると傷口がかさぶた化して治りが遅くなる
といったところです。
鼻奥のガーゼがなく、圧迫感もなかったので、口呼吸での睡眠でしたが熟眠出来ました。
手術後5日目
さすがに5日目にもなると口呼吸睡眠は慣れたものです笑
ガーゼ抜き翌日以降は鼻水の血の量も激減し、茶色い鼻水だけになってきました。
鼻奥のまだ残ってる鼻水が少しずつでてきてるのでしょうね。
鼻呼吸でも無理をしなければスースーした痛みはなくなってきました😄
でも、鼻呼吸だと鼻の奥の鼻水の存在が気になって、思わず鼻をかみそうになるので、この日もまだ鼻に綿球詰めて生活してました。
Dr.からも綿球は詰めてた方が良いと言われました。
そして相変わらず食べ物の味は感じにくいです。
味に関しての回復はまだかかりそうです。
鼻奥が綺麗になれば回復すると思うので、しばらくの辛抱ですね。
その日の診察で、経過が問題なさそうなので次の日(ガーゼ抜きの翌々日)に退院が決まりました。
退院日
退院当日の朝にようやく食べ物の味がはっきりしてきました。
おそらく、ガーゼ抜去後の鼻の奥にガーゼ放置特有のいや~な臭いが付いた鼻水などの残留物が残ってたのが原因と思われます。
結局、一番辛いと思ったのは鼻呼吸NGでもガーゼ抜きでもなく、
術後の体調不良と鼻圧迫感の頭痛が3~4日に渡り続いた事
ですね😓
口呼吸生活自体はすぐに慣れましたし、ガーゼ抜きも痛かったですが一瞬でしたので💦
ちなみに経過観察の受診ですが、退院後2週間後にありそれまでは綿球生活が続きます。
鼻奥がある程度治る前に綿球をとってしまうと、鼻奥の傷口の乾燥が進んでしまい治りが遅くなってしまうのだそうです。
ですので、しばらくは口呼吸がまだ続きそうです。
退院後の綿球生活
退院後の綿球生活に関してですが、退院後3日程は寝る時も綿球してました。
そのあと、鼻うがいや綿球に血混じりの鼻水が付着してない状態になったら寝る時だけは綿球は卒業しました。
ドクター曰く、鼻うがいはOKだそうです👍️
むしろ鼻を清潔に保つために出来るならやってほしいと言われました。
頻度は1日1回。
余裕があれば1日2回やってほしいとのことです。
私はハナノア買ってやってました。
退院後1週間後には日常生活でも綿球はもう必要ないかな~といった経過でした😄
鼻うがいについては鼻の経過を見る上でも、退院後から次回受診まで1日2回しっかり行ってました。
総費用
そして最後に入院期間中のお会計ですが、高額療養費を適応させていたので、97,495円でした。
食事代やパジャマ等の料金も込みでコレです。
最初から最後まで諸々だと、
合計115,695円
まぁ全身麻酔での1週間入院ですのでね💦
日帰り手術とかにすればもう少し安上がりにはなるのでしょう😄
でも、保険の還付やらスケジュールに余裕があるとかであれば、やはり入院して手厚くしておくのをおすすめしたいです💦
術後の2~3日はやっぱり結構キツかったのでね…。
入院中あった方が良い物
※スマホや充電アダプター、シャンプー歯ブラシなどの日常生活用品は除きます。
リップクリーム
重要度:
これないと死亡します。
唇がガッサガサになって最悪切れますんでね。
ないと乾燥して終始パッツパツになります💦
ティッシュ
重要度:
吐き出した血を染み込ませたり、汚れを拭いたりで重宝します。
私は7日間の入院期間で約0.7箱分消費しました。
1箱も持っていけば充分足ります👍️
耳栓
重要度:
大部屋なら必須です。
寝つきに困らない人は重要度は高くありませんが、周りの雑音やいびきで眠れなくなる時は必須クラスです。
卓上鏡
重要度:
綿球を交換する時にあった方が良いです。
病室に鏡がない時は身だしなみをチェックする術がなくなってしまうので、卓上の鏡を持っていくことをおすすめします。
ウェットティッシュ
重要度:
手術後何日間かは入浴出来ません。
その為、からだ拭きが必要になります。
それ以外にも、鼻が利かないので自分の体臭がわかりません。
ですので、身体をこまめに拭いておく用として持っていた方が良いです。
身体拭きだけではなく、身の回りの物の清拭も出来るので、あると何かと便利です。
入院中に机やスマホ、コップ、サンダルなどこまめに拭いてましたね。
ちなみに私が持っていったのは100枚入りのウェットティッシュでした。
コップ
重要度:
水分補給や薬を服用する時にはコップが必須となります。
食事の時には配膳で容器はありますが、それ以外の歯磨きや水分補給時は自前の容器を使う必要がありますので、1つあると便利でしょう。
落としても大丈夫なプラスチック製のコップがおすすめです。
ストロー
重要度:
綿球をしている状態だと、コップから通常通りに飲料を飲むと綿球が濡れてしまう恐れがある上、ちょっと飲みにくいです。
術後の体調不良時なら尚更ですね💦
綿球をしている間はあった方が何かと飲みやすくて便利です。
100均とかで売られてるストローを日数分も持っていけばOKです。
アイマスク
重要度:
お昼寝用・睡眠不足解消用です。
夜に眠れない分、比較的周りのいびきがない昼に寝ることが多くなります。
病室のお昼は基本的に暗くは出来ません。
暗いところでないと眠れない人は、アイマスクはあった方が無難でしょう。
暇潰しのアイテム(ゲーム、動画、仕事など)
重要度:
手術直後から3日間程は熱発など体調悪い事が多く、寝てるだけになるのでいらない日もありますが、体調が回復してくると日中に寝ることも少なくなるので、暇潰しアイテムはあった方が良いです。
口腔ジェル
重要度:
使わなくても大丈夫ですが、やはり使うと口の乾燥具合が少しマシになります。
特に夜寝ていて口の乾燥で目が覚めても塗ればすぐに口が潤い、眠りに落ちることが出来ました。
口カピカピなところにこれ塗ると本当に一瞬で潤い回復します👍️
舐めてリカバリーしようかと思ってもそもそも唾液がありませんのでね💦
私は上顎の乾燥が凄かったので、枕元に置いててサッと塗ってまた寝落ちしてましたね😃
市販の口腔ジェル1本もあれば7日間の入院は事足ります。
私が使用してた口腔ジェルはこちらです。
最後に
鼻手術したことで寝る時に付けてた鼻テープを卒業することが出来ました。
10年以上寝る時に愛用してたので名残惜しかったですね😅
今では何もなしで左右どちらに寝返りしても鼻ピーピーも鼻詰まりもありません。
『脳に酸素来てるー!』
って感じです。
外見も鼻曲がりがマシになりました。
完全な真っ直ぐな鼻筋ではありませんが、パッと見曲がってないようなぐらいには矯正されたと思います。
外見に関しては美容整形ではないので、そこまで真っ直ぐな鼻筋は期待していませんでしたが、軟骨を削ったことで修正されたようですね😓
私は鼻中隔湾曲症の手術はやって良かったと実感してます😊
参考になれば幸いです。
ではでは。