『お酒 × 車』で真っ先に連想するのが飲酒運転です。
酔ってる自覚がなくても、お酒が身体の中に残っていて飲酒運転扱いになってしまったケースもあります。
今回はお酒を飲んだ後、何時間までが飲酒運転になるのかお話します。
呼気0.15ミリグラム以上
飲酒運転に該当するかどうかは、
『呼気1リットル中のアルコール濃度0.15ミリグラム以上』
と定められています。
呼気とは、自分が吐いた空気のことです。
しかし、
『いや、呼気中の濃度とか知らんよ』
という方が大半だと思います。
ビール1杯で約3時間
一般的には1単位のアルコール量であれば、身体から抜けるまでに約3~4時間かかります。
アルコール1単位はビールなら500mLに相当します。
種類(アルコール度数) | 内容量 | 純アルコール量 | |
ビール(5%) | 中瓶1本 | 500mL | 20g (1単位) |
日本酒(15%) | 1合 | 180mL | |
焼酎(25%) | 0.6合 | 100mL | |
ウイスキー(43%) | ダブル1杯 | 60mL | |
ワイン(14%) | ボトル1/4本 | 180mL | |
チューハイ(7%) | 1缶 | 350mL |
お酒が身体から抜けるまでの時間に関しては、こちらをご参照ください
アルコール1単位(ビール500mL)の場合、呼気中のアルコール濃度が0.15ミリグラムになるのは、約2~3時間後です。
アルコール1単位は日本酒1合ですので、1合のグラフですね。
飲むほど時間が遅くなる
身体からアルコールが抜ける時間はお酒を飲む量が増える程、多くの時間が必要になります。
なので、お酒を何杯も飲むとその分車を運転出来るようになるまで時間がかかります。
大まかですが、アルコール1単位で約3時間、2単位で約6~7時間…と、3~4時間ずつ時間が遅れるイメージです。
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抜ける時間は環境によって違う
アルコールが身体から抜ける時間はあくまでも目安です。
お酒に強い人もいれば弱い人もいます。
そして、お酒を飲んだときの環境や睡眠の有無によっても時間は左右されます。
空腹の方が食後に比べて分解に時間がかかったり、寝てる時の方が起きてる時よりも分解に時間がかかるとかですね。
お酒を飲んでから運転するまでの時間は長めに設定しておくのが無難でしょう。
心配ならアルコールチェッカーを
最近ではアルコールチェッカーを使用している人も増えています。
飲酒運転のキケンさは、周知されてますからね。
酔っぱらっている自覚がなく、スッキリしていてもアルコールが身体の中に残っている可能性は十分にあります。
呼気中のアルコール濃度が心配であれば、アルコールチェッカーの購入を検討しても良いと思います。
酒酔い運転と酒気帯び運転
飲酒運転の中でも『酒酔い運転』と『酒気帯び運転』があります。
基本的には酒酔い運転の方が罰則は重いです。
酒酔い運転は、
『アルコールの影響で正常な運転ができない状態にもかかわらず運転をすること』
を指します。
あくまで客観的で明確な基準はありませんが、明らかに酒気帯び運転よりも血中アルコール濃度は高い状態です。
酒気帯び運転には基準が2つあります。
呼気1リットル中のアルコール濃度が『0.25ミリグラム以上』か『0.15~0.25ミリグラム未満』のいずれかです。
『呼気1リットル中のアルコール濃度が0.25ミリグラム未満』が1つの基準として有名ですが、0.15ミリグラム以上であっても飲酒運転で違反となる為、注意が必要です。
基本0.15ミリグラム以上で運転不可となる事は覚えておいた方が良いですね。
最後に
飲酒運転のキケンさは車を運転しない人でも知っています。
車を運転する人はうまくお酒と付き合っていきたいですね。
ではでは。
参考文献
飲酒運転の罰則等 警視庁 (tokyo.lg.jp)