【薬局業務】かかりつけ薬剤師とは?薬剤師も営業する時代です

薬局業務
スポンサーリンク

かかりつけ薬剤師』という言葉を聞いたことはないでしょうか?

もしかしたら薬局で勧められたことがある方もいると思います。

 

実は、このかかりつけ薬剤師があることで薬剤師も営業活動をしないといけないケースがあります。

 

これから薬剤師になろうとする方の中には、

『薬剤師になればノルマとか気にしなくて良いかな~』

 

と思っている方がいるかもしれません。

 

営業職のように、

怖い上司

今月100件の契約とってこい!

というようなノルマなどとは無縁だと思う方もいるでしょう。

 

しかし、残念ながら一定の薬剤師にはこのようなノルマが課せられることもあります。

 

それが『かかりつけ薬剤師』です。

 

かかりつけ薬剤師ってなんぞや?

ということですが、これは薬剤師の指名制のようなものです。

 

国は膨れ上がった医療費を少しでも抑えるために、不要な処方薬を減らす措置をとっています。

その中の一つにかかりつけ薬剤師があります。

 

ただ薬を渡すだけではなく、患者さんのライフスタイルに寄り添い、残薬確認や健康相談を行うことで不要な受診や薬を減らすといったものです。

 

かかりつけ医がいるように、薬剤師においても自分の担当を見つけておいて下さいね~

という趣旨になります。

 


「患者のための薬局ビジョン」~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ~ を策定しました |報道発表資料|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

ちなみにかかりつけ薬剤師で指名される為には条件があります。

 

  • 3年以上薬局での実務経験あり
  • その薬局に1年以上在籍し、常勤薬剤師であること
  • 研修認定薬剤師であること
  • 地域活動を行っていること

 

などなど、ある程度の経験豊富な薬剤師であることが条件です。

 

一見聞こえの良い『かかりつけ薬剤師』ですが、患者はかかりつけ薬剤師を指名して服薬指導を受けるとお金がプラスでかかります。

かかりつけ薬剤師の人から服薬指導を受けると、3割負担の人で約50~100円ぐらいお会計が高くなります。

 

ただ、そもそも残薬の確認や服薬後のフォローは薬剤師として基本的にやらないといけないことです。

 

24時間相談受付を謳っていますが、こちらも『地域支援体制加算』と呼ばれる、地域特化型の薬局であればデフォルトのサービスとなります。

 

なので既に地域支援体制加算の算定薬局の患者さんからしてみたら、

 

薬剤師

『今までとあんまりサービスは変わりません。でも私を指名したらお会計高くなります』

患者さん

『??……一体何を勧められているんだ私は……??』

 

こんな変な感じになってしまいます。

 

なので、地域支援体制加算を算定している薬局にとっては、かかりつけ薬剤師であろうがなかろうがやることはほぼ変わりありません。

患者側としてはかかりつけ薬剤師を指名するメリットはほぼないと言っても良いです。

 

メリットがあるとすれば、患者さんがその薬剤師の大ファンで、

患者さん

あたしゃこの薬剤師さんから薬を貰いたいんじゃ!

 

と、強い要望がある時はうってつけの制度となりますね(*・ω・)

 

それぐらいしかメリットがないので、かかりつけ薬剤師を進んで希望している患者さんをあまり見たことがないです(;^ω^)

 

ただ、会社としてはかかりつけ薬剤師を増やさなければならない理由があります。

地域支援体制加算のように、薬局単位でかかりつけ薬剤師の件数をどれだけ取得したかで新たに算定出来る加算もあるのです。

 

その為、会社としては

会社様

どんどんかかりつけ薬剤師の指名を獲得しなサーイ

 

と言ってくるわけです。

 

そしてそれはいつの間にかノルマのようになります。

 

本来かかりつけ薬剤師とは、患者に選ばれて成り立つものなのに、何故か薬剤師から営業をかけるという歪な形となります。

 

まぁ薬局も利益を求める会社ですので、少なからずしゃーない側面はあります(*´Д`)

 

が、患者にとって真に必要ないものを勧めてる時点でめっちゃ生産性低いんだろうな~と感じてしまいます。

 

それだけが要因ではありませんが、そんなことやってるから、

薬剤師って本当に要るの?

とか言われるんだろうな~と思ってしまいます。

 

勿論、地域支援体制加算を算定していない薬局などでは、本当にかかりつけ薬剤師が必要で有益な例もあります。

しかし、大手の薬局のように薬剤師が積極的に営業をかけてやってるのはかなり歪な形に見えますね~( 一一)

 

しかも、本気でかかりつけ薬剤師をやろうとしたら24時間365日患者の相談受付をしないといけなくなります。

24時間365日の相談受付してて、休みの日でも電話かかってくる案件がたったの50~100円とか、まさに地獄です((( ;゚Д゚)))

 

まぁ、調剤報酬全額にするともっと高いですが、割に合わないことは確かです。

 

今後の薬剤師業はモノからヒトへの業務へと移り変わります。

将来的にはかかりつけ薬剤師の同意というものは薬局単位では必要になってくることは間違いないでしょう。

 

薬剤師とかの専門職であれば、営業とは無縁なんやろうな~

 

と、軽い気持ちでこれから薬剤師になろうとする方は要注意です。

 

就職する会社によってはかかりつけ薬剤師の営業をさせられるかもしれませんのでご注意下さいね(‘ω’)

 

私はありがたいことに何名かかかりつけ薬剤師の指名を受けています。

しかし、薬局が既に地域支援体制加算を算定済みですので、患者さんにとってはあんまり意味ないです。

患者さんにはそのことは正直に話してます笑

 

むかたけ
むかたけ

人間なので、24時間365日の対応は無理ですが出来る限り相談に乗ります~

 

という結構いい加減な感じですが、それでもかかりつけ薬剤師に同意してくれる患者さんには本当に感謝です。

 

現金なもので、かかりつけの患者さんには他の患者さんよりも一層丁寧に接しています(;^ω^)

 

結果的に患者さんと仲良くなって、

患者さん

今日はむかたけさんいないの?

 

と言ってくれる患者さんもいます。

薬剤師冥利に尽きますね~。涙腺うるうるですわ( ;∀;)

 

もし、会社がノルマとか課してかかりつけの指名をとれとれ言ってくるのであれば、本当に何のために薬剤師やってるかわからなくなるんだろうな~((( ;゚Д゚)))

と今のうちに震えています。

 

かかりつけ薬剤師に関して疑問に思ってる薬剤師は多いと思います。

薬剤師が余計なことを考えずに医療に集中出来る世の中になれば良いですね~(‘ω’)ノ

ではでは。

タイトルとURLをコピーしました